大学生協のお勧めパソコンには「プリンタつきモデル」があるので、買うときに悩んじゃう学生さんも多いと思います。
たとえば日本女子大生協だとエプソンのプリンタ、東大生協だとBrotherのプリンタがセットになったモデルが発表されています。
日本女子大生協モデル:
東大生協モデル:
「いまどきレポートを紙でだすの?印刷しなきゃいけないの?」「大学に学生が使えるプリンタがあるんじゃないの?」という疑問をもつ学生さんは少なくないと思うので、まずは大学の最近のプリンタ状況をざっと説明しておきたいと思います。
目次
大学の印刷事情
基本的に大学では「学生が印刷できるような」環境を整えていますが、その台数や料金は大学によって大きく異なります。
たとえば明治大学は「一定枚数までは無料、それを越えると有料」の印刷システムになっています。私立大学だとよくあるパターンですね(弊学もそうです)。東京大学は「全部有料」(そのかわり電子マネーが使える)みたいですね。
このように課金の仕組みだけでも大学によって全然違います。もちろんプリンタの台数も、印刷に使えるパソコンの台数も、自分で持ち込んだパソコンで印刷できるかどうかさえ大学によって違います。
なので「大学に入ってみなければわからない」というのが正直なところではありますが、それでも「プリンターがセットになってるモデルを買った方がいいよ!」とオススメできる状況もいくつかあるので、以下に紹介したいと思います。
プリンターつきモデルをお勧めするパターン
パターン1:パソコンに限らず電化製品が苦手なひと
プリンターを使うためには、パソコンにドライバーを入れて設定する必要があります。もうこの単語だけで「むり!わかんない!」ってなった女の子は、進学する先に大学生協がある&大学生協にプリンターつきモデルがあるのなら迷わず選んでおきましょう。そういうところでは大抵講習会があり、親切丁寧にやりかたを教えてくれます。「俺やってやるよ~」とか偉そうな感じで家に上がり込もうとする彼氏に頼るより一億倍くらい安全ですし、聞きながら自分の手を動かすことで、慣れる機会を作ることができます。慣れればたいしたことはないので、大学に入ったこの機会に自分でできるようにしておきましょう。
「自分で何でもできる女なんて可愛げがないんじゃないかな・・・」って思うかもしれませんが、そんな「可愛げ」を可愛く思う男は大抵いろいろ雑魚ですので早めに切り捨てておいたほうが将来のためだと思います。
パターン2:コンビニでコピーするのが怖いひと
「プリンターつきモデル」と連呼されていますが、いま販売されているのは「プリンター」ではなく「複合機」、「スキャナ兼プリンター」。
つまり、コピー機として使えます。
大学生になって自分の銀行口座を作ったりクレジットカードを作ったりするときに必要になるのが「身分証明書」のコピー。でもいちいちコンビニにコピーを取りに行くのは大変ですし、後ろに人が並んで焦ってしまい原本を忘れてしまうかもしれません。一人暮らしの女の子で身分証明書を拾われるとセキュリティ的に本当にまずい事態になってしまいます。そんな薄氷を踏むくらいなら、そんなに価格差もないので買ってしまったほうがいいと思います。
ちなみにパソコンが得意であればプリンターモデルをわざわざ買わずに家電量販店で安いモデルを買うのもアリですが、できれば「自分の大学の生協でインクが売っているモデル」にしたほうが後々楽だと思います。プリンタのインクを買うためだけに量販店に行ったり通販したりするのも結構面倒なので・・・。
パターン3:スキャンしまくりたいひと
先にも書いたとおり、いま販売されているのは「プリンター」ではなく「複合機」、「スキャナ兼プリンター兼コピー機」。
大学ではいろいろな資料が紙で配られますが、全部とっていると、ものすごく嵩張ります。授業もテストも終わったけど捨てるには勿体ない気がする講義資料、いつか使う気がするレポート用の資料、各種受領証などの証拠資料・・・そういったものはスキャナでPDF化して取っておけば安心です。PDF化してiPadで見てもよし、とりあえずバックアップ用のハードディスクに入れておくもよし。捨てるか捨てないか迷いまくって結局掃除が終わらない日々にサヨナラすることができますよ!
ちなみに上で紹介した2モデルは両方ともADF(auto document feeder)がついているので、複数枚の紙資料を一気にスキャンすることができて便利です。ほんとスキャナは便利なので、大学生のみなさまにはぜひぜひEvernoteやGoogleDrive、Dropboxなどと組み合わせてうまく資料を整理してほしいなと思います。社会にでたときに結構役にたちますよ。
大学の事情:できれば事前調査をしておこう
お勧めパターン以外であってもプリンターつきモデルを買っておいたほうがよい場合、それは・・・
- 紙で提出するレポートが多い
- 大学にプリンターが少ない
- 大学にパソコンが少ない
- 自分が持ち込んだパソコンで印刷できない
- 自分が持ち込んだパソコンで印刷できるプリンターが少ない
このあたりについては、可能であれば入学手続きなどのときに学生課や情報系のセンターなどで質問しておきましょう。あと、同じ大学に進学した先輩などがいたら、聞いてみるのも手だと思います。
ちなみに日本女子大学の生協モデルでは、学生が4年間で印刷するレポートの枚数分(1万枚)のインクがついています。これなら結構安心だな・・・という感じですね。
もちろん家に自由に使えるプリンターがあるのならわざわざ買わなくてもいいと思いますが、一人暮らしだったり、スキャナをまだ持っていなかったり、これを機会にいろいろ自分でもできるようになりたい!と思ったりした人は、ぜひぜひプリンターという名の複合機つきモデルを試してみてください。最近はコンビニでも印刷サービスが使えますけど、やっぱりインクジェットプリンタが家にあると楽だし安いし色々便利ですよ~。
文系学部しかない女子大学の情報系部門に勤務しています。
学生さんからの相談をもとに、ノートパソコンの買い方、Officeのプラン、便利なサービス、女子大生向けのセキュリティ対策ポイントなど、いろいろまとめていきますので、参考にしてもらえるとうれしいです。
質問などあればこちらまでどうぞ。