アメリカの教育市場においては、Googleが開発したOSを載せたChromebookという比較的安価なパソコンがメジャーです。その市場でGoogleに対抗しようと学生向けにMicrosoftが出したのがSurface GO。価格帯もメモリ4G&主記憶eMMC64GモデルならキーボードカバーつきOffice入りで10万を切るというお手頃モデル、ではありますが・・・。

 でも、お金がないときって10万円も出せないですよね。とくに大学に入ったばかりのときは色々と物入りで、バイトもまだ時間割が決まっていないので入れられず、なんとか出せても5万円、みたいな状況はよくあります。
 はやく自分のパソコンがほしい。持ち運べる大きさと重さで、でも5万円以下に抑えたい。
 そんな女子大学生向けにオススメを探してみました。

5万円以下のパソコンでも譲れない条件

 安価であっても使いにくいパソコンでは意味がないので、大学生として譲れない条件を挙げてみました。

  • 5万円以下
  • 1.2キロ以下
  • A4サイズ以下
  • 画面10インチ以上
  • SSD128G以上搭載

 Surface GOのエントリーモデルみたいに記憶媒体がeMMCの64Gでよければ1キロを切る機種もあるのですが、少なくとも1年間、大学生ががっつり使おうと思ったらさすがに64Gだと少なすぎると思います。とくにパソコンに触れるのがはじめてに近い&パソコンに苦手な気持ちのある文系の女子大学生にはお勧めできないですね・・・。それよりは200グラムの差を我慢して持ち運んだほうが、結果的には「使えるパソコン」が買えると思います。あと、HDDモデルは動作が重くて使っていると確実にイライラしてストレスが貯まるので除外しました。
 ちなみにOfficeについては「大学のライセンスを使う」「WEB版のOfficeを使う」前提で計算からは除外しました。お金に余裕ができたら大学生協のアカデミックライセンスが、なければ内田洋行の割引プログラムが使えるところもあると思うので、そちらを検討してください。下の記事で紹介しています。

[大学生向け]officeの各種プランまとめ

大学生活に必須のMicrosoft Office。「Office、安く買えないんですか」「大学でもらえないんですか」「無料で使えるって聞いたんですけど」という質問をよくもらうので、まとめてみました。大学ごとにかなり状況が違うので要注意です。

コメントなし

該当機種1:Lenovo Ideapad130S

「該当機種1」とは書きましたが、2019年3月7日現在、条件を満たす機種は1種類しか見つかりませんでした・・・。

 Ideapad S130(11):Celeron N4000・4GBメモリー・128GB SSD搭載 81J1006RJP
 メモリは4G、ディスプレイはフルHDではない11インチ、バッテリは公称8時間、とやや非力ではありますが、記憶媒体がSSDで128Gあるので、紙資料をみながらレポートを書くのには問題ないと思います。ちなみに重量は1.15kg。ちょっと重いけれど、上に貼ったオフィシャルサイトのリンクからだとクーポン適用で30,000円ちょっとで買えますよ!
 なお、同じ値段でもSSDモデルとHDDモデルがあるので、買うときには間違えないようにしてくださいね。

 大学がBYOD導入していて絶対にパソコンが必要!という場合には、とりあえずお金が貯まるまで、とりあえず最初の1年間を物損保証なし・メーカー保証のみの使い切り廉価モデルで生き延びる、というのは結構いい案だと個人的には思ってます。でも、家庭の事情やらなにやらで本当にお金がない!買えない!という場合には、大学に相談することも検討しましょう。経済的な問題でパソコンが買えない、という人向けの対案は、それなりに大学側で考えていてくれるはずですよ。

文系学部しかない女子大学の情報系部門に勤務しています。
学生さんからの相談をもとに、ノートパソコンの買い方、Officeのプラン、便利なサービス、女子大生向けのセキュリティ対策ポイントなど、いろいろまとめていきますので、参考にしてもらえるとうれしいです。
質問などあればこちらまでどうぞ。