アノマロ左

バッテリ駆動時間が短いと、使っているときにヒヤヒヤするよ!
「重さ」と「時間」はトレードオフになることが多いので、自分の使い方をよく考えて選ぼう!


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 ノートパソコンを買うときに気になるのが「重さ」「大きさ」「価格」そして「バッテリー駆動時間」です。
 重さは1キロが目安、大きさはA4サイズが目安、価格は財布と相談になるわけですが、バッテリー駆動時間についてはピンとこない学生さんが多いみたいで・・・。

カリスちゃん

8時間もつって書いてあれば大丈夫ですよね?

アノマロ

メーカーの言う「バッテリ駆動時間」は、ネットに繋いで調べ物しながらパワポ編集するような使い方は前提にしてないから気をつけてね・・・

カリスちゃん

え、じゃあZoomとかでオンライン授業を受けてるときは?

アノマロ

マジでものすごい勢いで残量減っていくから気を付けて。わたしオンライン会議の途中で電源切れたことあるよ・・・

 そうなんです。
 たとえばバッテリ駆動時間の測定方法であるJEITAバッテリ動作時間測定法とかだと、「パソコン上にある動画をガンガン流したときのバッテリ持続時間」と「デスクトップ画面を表示して放置したときのバッテリ持続時間」を足して2で割っていたりします。つまり「普通の使い方」をしたときにバッテリが持つ時間ではないんですよね。

 実際に使っていてどれくらい持つか、というのは経験則になってしまうので、価格.comで「実際に使ったことのある人のレビュー」を参照するのがお勧めです。

 ちなみに個人的な経験(=わりとパソコンを持って外出し、出先でネットに繋いでブラウザを立ち上げてGmailで仕事のメールの返信をしたり、Excelでデータ整理をしたり、Wordでマニュアルを作ったり、PowerPointで発表レジュメを作ったりする)から言えば、だいたい「パンフに書いてあるバッテリ駆動時間の6割くらい」が実働時間ですね。

アノマロ左

実際にはもうちょっともつけど、残り時間の表示が2時間を切ってくると「いつ切れるか」ヒヤヒヤしちゃって仕事にならないよ!

 なので、駆動時間の公称が8時間のパソコンであれば、実際には5時間くらいしか持たないと思っておいたほうがよいです。午前だけのセミナーなら何とか持ちますが、午後まるごとのセミナーだとACアダプタ&電源がないと厳しい感じ。
 大学生であれば「学内に使える電源コンセントが沢山ある」状態で「ロッカーがあってACアダプタを置いておける」とか「ACアダプタが小型軽量で持ち歩いても平気」とかであれば、学内で使う分には何とかなりそうです。あとは行動圏内に電源カフェがあるかどうか、ですね。

 電源の有無に頭を悩ませるのが面倒であれば、もうちょっとバッテリ駆動時間が長めのパソコンを選んだほうが安心です。
 だいたい公称で15時間を越えてくると実働で9時間くらいになるので、大人数詰め込み系・電源とれない系のセミナーやイベントに行っても安心です。
 この辺りは使い方次第なので、「使いたい時間の長さ」から逆算してみましょう。
 たとえば実働で8時間もってほしければ8÷0.6=13.3なので公称が13時間くらいあるパソコンを選ぶのがお勧めです。

 最近はUSB Type C充電に対応している機種がほとんどなのでモバイルバッテリとケーブルを持ち歩くという手もあるんですが、忘れるとどうにもならないので、バッテリ容量を重視して決めることを(とくにコロナ以降は)おすすめしています。

アノマロ

学内窓口で「ACアダプタ貸してもらえないでしょうか」ってよく言われるんだけど貸してあげられないんだよね・・・

文系学部しかない女子大学の情報系部門に勤務しています。
学生さんからの相談をもとに、ノートパソコンの買い方、Officeのプラン、便利なサービス、女子大生向けのセキュリティ対策ポイントなど、いろいろまとめていきますので、参考にしてもらえるとうれしいです。
質問などあればこちらまでどうぞ。