入試シーズンも終盤にはいり、パソコン業界も学生向けのキャンペーンを打ちまくる季節になりました。
 というわけで3月上旬の時点で女子大学生にお勧めのパソコンを並べておきたいと思います。
 条件はいつもと同じく:

  • キーボード付きで1.0キロ以下
  • 画面サイズ10インチ以上
 ですが、他の記事でも書いたとおり、大学モデルや大学生協モデルが買えるようだったらまずはそちらを検討しましょう。
 少なくとも4年間同じパソコンを使いたいとか、壊したときに親に修理費を貰うために頭を下げるのはイヤだとか、そういう状況であれば絶対に大学モデル/大学生協モデルのほうがオトクです。みんな色々考えて商品考えているので、そんなに学生さんにとって悪いラインナップにはなっていないんですよね・・・。

[新入生向け]パソコンを買う前に「大学モデルパソコン」をチェック!

大学合格おめでとうございます。新しいパソコンを買うのなら、まず大学推奨モデルパソコン・大学生協推奨モデルパソコンをチェックしましょう。割高だとよく言われますが、含まれるサポートや保険を考えると結果的に割安な場合もありますよ!

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 今回は新入生向けということで、おおよそ15万円以下&長期物損保証(3年または4年)が付けられる前提で並べてみます。つまり(普通に買うと15万円を余裕で超えてしまう)PanasonicのLet’s noteは紹介しません。Let’s noteが欲しい場合には大学モデルで狙いましょう。

 お金がなくて5万円で抑えたい・10万円で抑えたいという人向けには別の記事を書きましたので、そっちを参照してください。

[節約優先]文系女子大学生が使えるパソコンを5万円以下で探してみる

4月は何かと物入り、パソコンに10万も15万も出せないよ!という女子大学生向けに、1キロはちょっと越えるけど3万円台で買えてそこそこ使えそうなノートパソコンを紹介します。Officeについては別途検討してくださいね。

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[プランB]文系女子大学生向け10万円以下物損保険付きパソコン購入プランを考えてみた

ガンガン持ち運んで使いたいけど4年は使い倒したい!でも出せるのは10万円まで!という学生さん向けに、4年の物損付きで10万円以下で買えるパソコンを探してみました。こちらもOfficeは別に考えてくださいね。

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また、前にも別の記事で書きましたが、買う前には大学でOfficeを無料で入れられる/安く買えるかどうかを確認しておきましょう!

[大学生向け]officeの各種プランまとめ

大学生活に必須のMicrosoft Office。「Office、安く買えないんですか」「大学でもらえないんですか」「無料で使えるって聞いたんですけど」という質問をよくもらうので、まとめてみました。大学ごとにかなり状況が違うので要注意です。

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女子大学生にお勧めのパソコン一覧

NEC:LavieNM

 NECの学生向けモデルといえばLavieNM。NMはNoteMobileの略。
 学生向けを大々的に打ち出した昨年度モデルが好評だったらしく、ライン継続しての新モデルが登場です。
「12.5インチ・非光沢」「908グラム」「A4以下」という今までの推しポイントに「USB TypeC経由で充電可能」=「モバイルバッテリでの充電可能」が加わり、学生向けに文句なくお勧めの製品に仕上がってます。あと、図書館で使うことを考えるとファンレスなのもポイントが高いですね(他の人の迷惑にならないので)。
 個人的にはメタリックピンク(というけど女の子的にはヌーディベージュに近い感じの落ち着いたピンク)モデルが好きです。2019年春のLavieNMモデル一覧はこちら

 オフィシャルの紹介ページはこちら
 学生優待があるにはあるのですが、登録が必要な割には普通のクーポンと値段が変わらなかったので、面倒な人は以下からどうぞ。機種の一覧が出てきますが、右端に「Lavie NM」が載っていると思います。
 広告限定割引ページ
 なお、2018年の春モデルが安くなっているのですが、USB TypeC経由での充電に対応していないので、できれば避けた方がいいと思います。また、レポート書くときは割とブラウザたくさん開きっぱなし&Office立ち上げっぱなしで割とメモリを使うので、お金に余裕があるのであればメモリ8Gのモデルがオススメです。

(旧)東芝(現)dynabook株式会社:dynabook Gシリーズ(GZ63/J)

 日本を背負っていた巨大電機メーカーの東芝が再建のためにシャープに売ったパソコン部門、でも「dynabook」の冠は残してもらえるようです。
 新会社から大々的に売り出されたのがGシリーズというノートパソコン。見た目は黒っぽい紺色or白色のガッツリしたビジネスマン向け、でも「13インチ非光沢IGZO液晶」「860g」「USB TypeC充電可」「バッテリ長持ち(公称19時間)」と学生さんにもそのままオススメ出来るスペックです。

dynabook G

 オフィシャルショップのモデル名はGZxx。xxには数字(63とか73とか)が入って、大きいほどハイスペックです。一番下のモデルでもメモリが8Gなので、文系の学生さんならGZ63で十分だと思います。63/Jのほかに63/Mというモデルがありますが、これはOSの違いだけなので、気にせず63/Jでいきましょう。ちなみにカスタマイズするときには「フルHD液晶」を選ぶことを忘れないように注意です!(標準のままだと普通のHD液晶になってしまいます)。
 ちなみに会員登録をして購入するとフルHD・メモリ8G・SSD256G・オフィスなしモデルで税込13万円ちょっと。正直なところ、これはかなりお手頃です。プラス2万円で4年物損延長保証も付けられるので「可愛げは自分で作る!」と決めてシールとかでデコる覚悟があればかなりお勧めです。
 公式商品販売サイトはこちら:dynabook GZ63/J
 本当に会員登録すると全然値段が違う(2万円~3万円くらいは下がる)ので、買う前の登録を絶対に忘れずに

富士通:Lifebook UH75(WU2/C3)

 富士通が学生向けとして推している&大学モデルとしても出しているのがLifebook UH。細かい違いでUH75とUH90とUH-xがありますが、文系の学生さんならUH75でいいと思います。なお、ネットで買う場合はUH75ではなくて「 WU2/C3」というモデル名になります。市販モデルとカスタマイズモデルで名前を変えるの、わかりにくいのでちょっとどうにかしてほしいといつも思います。
 スペックとしては「13.3インチ・非光沢」「バッテリーによって約747g~約934g」「A4くらい」どちらかといえばビジネス向けのラインナップですが、こちらもUSB TypeC充電を積んできたので使いやすくなりました。
 カラバリは真っ赤/真っ白/真っ黒というキッパリハッキリ系なので、女子大学生だと実質白一択なのでは・・・という感じです。

 UH75&WU2/C3のラインナップ一覧はこちらicon
 お値段はわりと高めで、カスタマイズしていくと18万くらいになってしまうのですが、学生さんは学割があるのでOfficeなしであればメモリ8Gで4年間保証を入れても何とか15万円に収まるんじゃないかと思います。富士通の学生向けページの下部から学割ページiconの登録ページに飛べますので、ぜひ登録してみてください。
 なおメモリは4Gモデルも選べるのですが、4年間使うのであれば、できれば8Gモデルを選んだほうがいいと思います。

Microsoft:Surface Go・Surface Pro6

 天下のマイクロソフトが出しているキーボードつきタブレット、いわゆる「2-in-1」パソコン。
 この手のキーボードカバーはコストの関係で打ちにくいものが多いんですが、さすがマイクロソフト、学生さんに文句なくお勧めできるスペックに仕上がっています。
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 SurfaceGoは「10インチ・光沢」「キーボードつきで760グラム」「B5サイズ」「USB TypeC充電可能」「Office入りで10万ギリギリ」なのが魅力ですね。ちょっと画面が小さめかも?と思う人にはSurfacePro6。こちらは「12.3インチ光沢」「キーボードつきで990グラム」「A4弱サイズ」ですが、残念ながらTypeC充電にデフォルトでは対応していません(AC用の端子をTypeCに変換して充電することは可能です)。個人的にはキーボードがカバーになっているので膝上でタイピングしても熱くならないところも地味にポイントだったりします。
 ちょっと残念なことですが、Microsoft標準では4年物損保証がつかない(1年メーカー保証のみ)なので、購入するときには物損の延長保証が付けられるショップで買いましょう。たとえばSurfaceの正規代理店のリストのなかだと、ツクモが5年物損を付けられるのでお勧めです。
 もう一点、Surfaceシリーズには「修理」という概念がない(基本的に本体交換になる)ので、使うときには念には念を入れてバックアップしておきましょう。重要なファイルについてはクラウドサービスを利用して自動でバックアップされるように設定しておくのがお勧めです。
 4月中旬まではキャッシュバックキャンペーン実施中(Surface学生優待プログラム)なのでさらにオトクですよ!

VAIO:S11

 SONYから独立したVAIO株式会社が販売するノートパソコンのなかで、1キロを切るのはS11だけ。
 魅力はなんといってもディズニーモデル。本体のカラバリと相まって「特別感」満載です。

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「11インチ」「800グラム台」「オシャレ」と女子大生に推したいスペックなのですが、残念なのはUSB TypeC充電に対応していないこと。モバイルバッテリで充電できる安心感がないので、大学にロッカーがあってACアダプタを置いておける&大学に電源コンセントがいっぱいある、という大学であればという限定付きでのお勧めです。ほんと可愛いんですけどね・・・。
 ディズニーモデルはこちらからカスタマイズできます。ディズニーじゃないモデルはこちらから。
iconiconディズニーモデルは2万円高いんですよね。可愛いんですけど、ライセンス料たかすぎなのでは・・・という気分になることがあります。
 ちなみにオフィシャルショップでの価格帯は「メモリ8G」「core i5」「Officeなし」「3年物損保証」で税込17万前後。さすが元SONY、ちょっとお高めです。幸いなことに3月19日の午前9時まで割引キャンペーン中icon。ディズニーモデルも対象なので、狙ってる人はお早めに。でも、公式サイトだと最大で3年保証しかつけられないので、4年の安心がほしければ長めの物損保証がつけられるショップを探して市販モデルを買った方がいいかもしれません。

現時点でのお勧め

 個人的にはメモリ16G積んでも20万円を越えない(つまり企業とかでは消耗品扱いで買える)東芝もといdynabook株式会社のdynabookが今の推しですが、学生さん向けにはちょっと無骨かな・・・という気もしています。NECの春モデルNMはメモリ8Gになったので、お勧めしやすいスペックになりました。というわけで、ざっくりまとめると次のようなお勧めパターンになります。

 あとは家電量販店あたりで触ってみて、予算と好みとで自分が納得できるようなパソコンを選んでみてくださいね。
 自分の気に入ったパソコンで楽しい大学ライフを!

文系学部しかない女子大学の情報系部門に勤務しています。
学生さんからの相談をもとに、ノートパソコンの買い方、Officeのプラン、便利なサービス、女子大生向けのセキュリティ対策ポイントなど、いろいろまとめていきますので、参考にしてもらえるとうれしいです。
質問などあればこちらまでどうぞ。